誰もいない所で誠実な行いができるかどうか?

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新学期がはじまった。子どもたちはいつもどおりで、教室に活気が戻ってきた。

子どもたちと卒業カレンダーをつくってみた。お休みだった子もいたので、欠席の子のカレンダーをなくさないように、僕が集めていたらふと気付いたことがあった。

その集めたプリントには、すでにうすく鉛筆書きで担当する日付と名前がメモしてあった。本来、何もかかなくてもいいプリントのはず。

欠席の子が担当カレンダーが分からなくならないようにと、親切心で隣に座っている子が書いてくれていたようだった。

「これ、やってくれたの?」そう尋ねると、ニコッとうなずきを返してくれた。

僕は、こういう小さな親切は、実は特別な何かを起こしてくれると思っている。小さな誠実さは、周りの人の心を温めるようにみえて、実は自分の心を満たしてくれている。

誰かへの小さな親切は、清々しい気持ちになったりする。その小さな誠実さの積み重ねこそ、周りの人への喜び、そして自分の喜びとなり、ひいては、また小さな行動の継続へとつながっていくもの。

僕は、その人の人生がうまくいくかどうかは「誰も見ていないところで、正しい行いができるかどうか」がとても大切だと思っている。

子どもたちには大人に向けて、そういう人にチャレンジしていってほしい。さて、明日で怒濤の今週が終わる。一息つけるといいなぁ。

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