「探究」の次にくる学びはなんだろね?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

僕は、ほんものの数学者のように学ぶ・使う・考える、こういったエピステミックな知識を使う学びじゃないかなぁと思う。そして、それは数学者の時間の中にかなり埋め込まれている。

PBLのようなプロジェクト学習のように、これまで習ってきた教科の知識をつかって、現実の課題解決に即したオーセンティックなパフォーマンス課題を課題解決していく。探究というとこういうイメージが強いかな。いわゆる教科横断型の知識。

探究といっても、グラデーションがあって、僕は比較的、安定して暮らすで共通のテーマ設定して、足場をていねいにつくって、収束できるような計画をよく使う。使い勝手がいいから。

個別に課題に進めば進むほど、教科の知識も要求されるし、取り組む時間も長くなり、なかなかマネージメントしづらく難しい。このあたりは、継続した形成的評価からの学習プランの修正が必須。僕の理解では、探究はあくまでも教科横断型の学習であって、何か足りない気がしている。

僕が今、研究している数学者の時間では、本物の数学者のように考えることが要求される。今は、「良問」と呼ばれる材を使って、数学的思考を問題解決していく。それだけに、教室内の限られた場面でマネジメントしやすい学習となっている。僕は、まずはこういう入り口を作って、実践が広がっていくといいなと思っている。

そして、同時に研究しているのが、日常生活という材をつかって、実際のノンフィクション場面で考える、「探究数学」。これはまだまだ研究が必要で、どうやったら授業づくりができるかまだ暗中模索のところもある。

だから、数学者の時間の研究メンバーと一緒に、自分たちが数学者のように探究算数をやろうということを始めている。すでに僕は、「湿度」の研究を進めているが、これがまたおもしろい。今度じっくりと振り返りたい。

この良問にも、探究数学にもどちらにも共通しているのが「数学者のように学ぶ」こと。

これまで数学者の時間は、ワークショップ授業の形態をとっているので、お互いを支え合うようなインクルーシブなコミュニティをつくるよさを認識していたが、そこどまりじゃないこともわかってきた。こそこに数学者のように学ぶといったコンテンツがのっかると、より洗練されたひとつの教育実践になっていくんじゃないかな。

エピステミックな知識はトレンド来るかもよ!? わからんけど。

冬になってくると水温がさがって、つぼを着ているウーパーちゃん
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。

最近のコメント

    コメントを残す

    *