付き合っている子をおしえてもらったり、『ラピュタカルタ』をやったり、子どもと遊ぶと発見が多い

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個人面談がおわった。いっきにいろんなことが終わっていく。そしてまだ怒濤の一月。やることが目白押しだ。もうひとふんばり。

最近、子どもたちがよく遊びに誘ってくれる。嬉しい。

6年生ともなると、僕と一緒に遊んでいる子はほとんどいない。みんなよい友だちとなんかやっていて楽しそう。そのために学校きている子がほとんどだったりして。それでいいし、それがいいと思う。

「イガせんひとりでいるから遊びにさそってあげよう」なんて声もきこえてくるけど、僕は一人でいい。仕事も進むから。

空き時間に教室でパソコン仕事をしていると、一人の子が入ってきて机に両手をのせながら「イガせん、知ってる? ○○と△△がつきあっているんだって! あ、でもこれ絶対だれにも言っちゃだめだからね。あとね、★★は□□のことが好きで、私は好きな人がいないんだけど、あ、でもこれ絶対だれにもいっちゃだめだからね」とく延々と続く秘密の話。

僕はあまり子どもたちの関係に首を突っ込んだり、多くを把握しようとしない先生だとおもう。だから、たまにこういう話をきくと驚くべきカップルの組み合わせに新鮮さを覚える。

しかしだ。

勉強ができても、パートナー選びがうまいとは決していえない子もいたりして、なぜなんだと自問。そして、これはこれでよい勉強だと一人でこっそり思ってしまう。

今日は中休みに職員室でパソコン仕事をしていると、隣のクラスの子から「イガせん、こっちおいで」と呼ばれた。犬じゃないしとけむたそうに行ってみると「カルタやろ」と誘ってきた。

6年生にもなってカルタかい。と思っていたことが顔にでてしまっていたようで「ただのカルタじゃないよ。イガせんがよろこぶ『ラピュタかるた』だよ。教室でまってるから」

ふむ。なにそれ。楽しそう。

子どもに誘われたときは素直についていくようにしている。教室に行ってみると、すでに「ラピュタかるた」はセッティングされていた。

なんとあのラピュタの名作場面がセリフとともに読み札と絵札になっている。なんと気分アガルことか! 僕は夢中になって

「私の名はロムスカ・パロ・ウル・ラピュタ」

「みろ!人がゴミのようだ」

「めがぁ〜、めがぁ〜」

と夢中になって声をあげてしまった。

そして、みんなで

「「バルス!」」と。

最初3人でやっていたカルタも、いつの間にか僕のクラスの子たちもまざってみんなで競い合った。一番、とれたひとはもちろん持ち主で23枚。僕はというとたった2枚。勝ち負けじゃない。楽しかったからそれでいい。

そこで中休み終了。

時間になったので僕の算数授業となった。いきなりの切り替え。子どもたちはこうもズバッといきなりチャンネルを切り替えるのか。すごいな。

僕はというと、

「このカルタ、他のシリーズないのかな」

「僕だったらナウシカのあの場面はマストだな」

とまだ休み時間の中にいたりして。

若い頃、ずっと休み時間、子どもたちと遊んでいたことを思い出した。放課後もずっとサッカー、バスケしたりして。いつからだろう。そういう時間がなくなってきて、そういうことに時間をさけなくなってきたのは。なんだかさみしい大人になったなぁ。

明日も誰かに誘われたら、一緒に遊ぼうと思う。時間にケチな大人になっちゃいけないなぁ。

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