勝つことよりも、仲間と楽しく長くつづけるには

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この週末にバスケ大会が2つあった。ひとつは1勝1敗の得失点差で優勝、もうひとつの練習試合は1敗。今回は、どちらもいいバスケはできていたと思う。

マンツーで最後までしっかり守り切った。これで負けたのなら仕方ない。ピックにはハードショーでしっかり守ること。一人ひとりがよいショットセレクションをして打ち切ること。基本的なことを約束事としている。しかし、やはりこの基本がやっぱり難しい。奥が深い。

チームは創設20年目になろうとしている。紆余曲折あって、勝利至上主義の勝つためバスケは目指さないことにしている。そのせいあって、毎週末には人数が集まるチームとなってきた。

世代は学生から高齢者まで、幅広いメンバーで活動している。現在、月会費メンバーは25名ほど。バスケは人がいないとはじまらない。毎週末に10人があつまり続けることはなかなか難しいことだ。よくぞつづけてこれた。職場で祝う永年勤続20年に併せて僕も祝ってほしいくらい。いや、そうじゃなかった。参加するみなさんのおかげで今のチームがある。

僕は40代シニアチームをメインとしている。シニアといっても、バスケを40代で始める人はまずいない。バスケを続けてきた人が40代になっても続けている人達と相手にしている。つまり、みんなデカいし、上手い人ばかり。全国大会とか出た人とやりあって、やり玉にあげやれたり、やっつけたりできる世代なのでさらに楽しい。

でももう個人技では歯がたたない。だからうちのシニアチームは、チームとしての課題も共有されている。問題は、あとはできるかできないか、老いとの戦いだ。

走れない。

疲れると思考することができなくなる。バスケは目の前のディフェンスだけでなく、その先の仲間、そのディフェンス、全体のフロアバランス、いろいろ考えながらプレーしなければならない。

疲れてくると、プレーが単純になってしまい、シュートが入れば勝てて、入らなければ負けてしまう、そんなチームになってしまう。

そのためにいいおじさん、おばさん毎週末、がっつりと練習している。ここ数年で僕もだいぶ上達してきた。そのためにも毎朝トレーニングを欠かしていない。

四捨五入すれば50歳のとしになろうとするのにもかかわらず、まだバスケやっているなんて、と我ながらあきれてしまうが、バスケの魅力に勝てない。

やはりチームスポーツは楽しい。そのあとの打ち上げはもっと楽しい。プレイタイムわずか20〜25分程度しかないのにもかかわらず、反省会と称した飲み会は6時間とつづく。一体なにを反省しているのか。毎回、同じ反省にいきつく。

走ろうぜ。

でも、だんだん動けなくなってくる選手がいると、厳しいアドバイスも飛び交う。そういうときは「勝ち」にこだわってしまっているときだ。その勝ちにこだわってしまうと、長くチームは続かない。人が離れていってしまう。難しい問題だ。

僕は、ずっとやってきた仲間とこの先も一緒にやっていきたいと思う。だから、一人ひとりのパフォーマンスをもとめつつ、チームのメインテナンスもできるといい。よくばりでありたい。

なにができるだろう。話をすること。きくこと。やっぱり、1対1のコミュニケーションからだ。

あ、バスケはやっぱりチームじゃなく1on1なのか!?

本日は面談8人がおわった。職員室にもどると校長からの「おつかれおやつ」がおいてある。こういう心意気がありがたい職場。

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