「子ども面談」はじめました

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そろそろ保護者と個人面談がはじまる。6年生ともあって、進路について話し合う大事な面談。

それに先だって、子どもたち一人ひとりと「子ども面談」を始めることとなった。僕はこれまで一対一で「全員と」話し合うことはこれまでの実践でやったことは無かったかもしれない。

あ、うそ。遠い昔、初任者の頃、やろうとしてあまりの時間づくりのむずかしさに挫折したことを遠い目で思い出した。

本当に聴き取りたいことがあれば一人ひとり面談よりもアンケートをつくってきた。そのほうが焦点をしぼって的確に質問でき、なおかつ時間をもうまく使える。

しかし、書くまでもないことや、書くことに抵抗がある子たちにとってはどうか。対面であることの意味を、今回の子ども面談で考えながら行っていきたい。

昼休みや放課後を使って今日からはじめたが、最初の感覚はとてもよかった。なによりも、話を聞くことは相手への最大のエンパワーメントになる。

そこから話題を膨らんだり、寄り道したり、困っていることを聞きと立ったり、具体的なアドバイスなどもできる。嬉しいのが、その場で相手の反応をすぐに受け取ることができる。これは日々のジャーナルでの意見の交流ではなかなか成立しないこともあっただけに嬉しい。

日頃、なかなかかかわりをなかなか持ちづらい子とも、その機会をつくることができる。思春期まっただ中で、みんなの前ではちょっと反抗期を装っていても、一対一だと、素直になっちゃうところはかわいい。

最初は5分だけといっていたのが、結局いろいろ話を聞いていると面白く、なかなか先に進まないのが悩ましいところ。

こういった面談は実に楽しい。教師は話すことが多いから、よい問いを準備してじっくりと「聴く」ことを大事にしたい。

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