修学旅行なのに!校長先生のビンゴ大会と大漁釣果

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広島へ3泊4日の修学旅行にいってきた。二日間は広島市の平和記念講演でみっちりと平和教育について考える時間を。のこりの二日間は大久野島へわたり、被害だけではない日本軍の加害についても、その場に行って学んできた。

あまりにも戦争のことが一気にふりかかってくる日程だったため、気持ちがなかなか追いつかない。子どもたちも同じだようだった。

だからおもいっきり遊んだり、自由な時間がじつはとても大事な時間だったと振り返ってみておもう。

「食事のあとに10分だけもらえないかな?」と校長がお願いしてきた。「ビンゴ大会やって、みんなで楽しもうよ」とお土産コーナーで子どもたちが喜びそうなぬいぐるみやキーホルダー、ご当地スナックや文房具を楽しそうに選んでいた。もちろん校長の自腹だ。

いろんな修学旅行はあるにせよ、校長自らが率先して楽しんでいる学校ははじめて。最初は「そんな時間ありなのー?」とびっくり。でも、あまりにも重い歴史と事実に触れ続けて、みんな心が疲れていた。子どもたちがふっと楽しんだり、盛り上がったりする時間がやっぱり大切なんだと、やってみてわかった。

もちろん、食後の抽選会はおおもりあがりだった。

僕はといえば子どもたちとは昼間一緒に釣りにいった。「これまでの経験で1匹つれればいいほうだよ」と聞かされていたから「ならば、夕食のおかずに一品ふやしてやろう」と釣りに興味のある子どもたちと気合いをいれていった。

今年の子どもたちは魚愛が強すぎる子たちばかり。防波堤から竹竿をたらすと、すぐに入れ食いだった。海の神様が微笑んでくれた。ベラ、カワハギが大量に釣れた。「こんな経験はじめて!」とみんな嬉しそう。小さめのオコゼやフグもつれたが逃がしてあげた。バケツいっぱいの海の幸にめぐまれ、調理場にたのんで夕食に唐揚げでだしてもらうこととなった。

白身魚のベラやカワハギは実は高級魚。身がやわらかくて本当に美味しかった。子どもたちは自分たちがつった魚がほんとに夕飯にでてくるとは信じていなかったようで、目の前に大量の唐揚げがでてきたときには、大興奮だった。

学ぶことって、バランス。息抜きがないとよりよく学びにむかえないなぁ。

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