学習サークルLAFTを再開 「グローバル・ティーチャー賞ナンシー・アトウェルのライティングワークショップ・リーディングワークショップ実践から学ぶ〜」

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ずっと、何か、誰かの役に立ちたいと思っていました。昨年の夏に中野にあるポレポレ東中野で中村哲さんのドキュメンタリー劇場版「荒野に希望の灯をともす」を観てからというもの、ずっと世のため、人のため、自分ができること、何かできることを、アクションしていきたいと細々と思ってきました。

けれどもこれといって大それたことはできない。自分にとって「今、できる小さなこと」でいいからはじめてみようと考えました。

そうだ、学びの場をつくろう。もっと子どもたちが夢中になる授業づくりを考えてみよう。もっと先生という仕事のおもしろさを広げていこう。そして、先生たちと一緒に日本の教育を元気にしていこう。

そこで、これまでコロナ前まで細々と続けてきた学習サークルLAFT(Learning Association of Facilitative Teachers)を再開しようと決めました。

今回は半年をかけてじっくりとワークショップ授業を学びたい。そこでテーマを「ワークショップ授業を追求する〜グローバル・ティーチャー賞ナンシー・アトウェルのライティングワークショップ・リーディングワークショップ実践から学ぶ〜」と考えました。

今回のテーマ本は、ナンシー アトウェル著、小坂敦子・澤田英輔・吉田新一郎 編訳『イン・ザ・ミドル』(三省堂 2018)から学びます。

昨今、探究や個別最適といわれる中、学習コミュニティをベースに一人ひとりの興味関心を追求するのはワークショップ授業そのもの。しかし、ワークショップ授業を継続することやその質を高めることの難しさも知っています。それでも、僕は今後、このワークショップ授業で日本の教育を変えていく可能性も感じているし、広げていきたい。

今回のLAFTでは、本書の訳者、研究者でもある風越学園の澤田英輔さんをお呼びして、学ばせてもらう機会も進めています。僕はそれがとても楽しみで仕方がありません。

今回のLAFTは半年ぐらいをめどに、毎月第1土曜日午後に桐朋小学校にて12〜13名前後の少人数にて行います。希望があればオブザーバー参加枠もつくりたい。ゲストティーチャーを呼ぶとき以外は基本、無料としたいです。学びの場はみんなの声でつくっていく、民主的な場にしたい。だから、会を始めるまえにキックオフミーティングを開催して、どんな学びの場にしたいのか、参加者で話し合って決めていけるといいなと思っています。

改めてLAFTについて振り返ってみると、今回はじめるにあたってなんと、116回目になるようです。びっくり。ここに来るまで、100回記念の温泉慰安旅行もありました笑。ほんと楽しかったし。

学びの母体は、埼玉県で勤務していたときの「柏原分校」からはじまり、2012年1月12日よりLAFTという名前に変わりました。当時は、狭山市のメンバーや埼玉県や東京都の先生たちと学び会ってきました。

実践報告をし、よくしゃべり、よくしゃべってきました笑。3週ごとの水曜の夜、おにぎりを食べながら、アットホームでよかったな。辛いことや嫌なことがあれば、愚痴を聞いてもらえる場でもあり、LAFTのメンバーに支えてもらってきた感覚がいまでもあります。支えてもらっている感じがありました。いろんな人が口コミで職場の人をつれてきたりとわりと少人数ながらも継続してきました。

僕が桐朋小に勤務するようになってからは、埼玉は遠くなってしまいましたが(毎週末はバスケでいっているけど笑)、仙川に引っ越してきてからも学びの場を始めていました。5回にわたってジョン・ハッティの本から学び、実践化すること。僕はメンバーと一緒に取り組んだこの学びの場づくりがとても良かったと思います。芯となる本、その著作に関連する先生たちとも連絡を取り合えたことも良かったです。それは最後、コロナで断ち切れてしまいましたが。

コロナでずっと、会えずに画面越しの研修も続いてきました。もうそろそろいいかなとおもって、やっぱり同じ空気を吸いながら、身体を寄せ合って口角泡を飛ばしあいながら教育について語り合えるといい。

また、あの仲間たちと会いたい。けれども、時は更新され、みんなかわってしまっていっているし。だから、また新しい仲間たちと出会って、学びの場をつくっていこうと思いました。今週末にメンバーを公募しようと考えています。いろんな人がまじると面白いなと思っています。縁あって一緒に学び会える仲間を募る予定です。一緒に学び合いませんか。

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