東京学芸大学付属世田谷小学校の研究発表に行ってきました

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「学びを自分でデザインする子」とテーマをうった東京学芸大学付属世田谷小学校の研究発表に行ってきました。4年生〜6年生を縦割りにして、それぞれの個別テーマ研究を行う「ラボラトリー」をみてきました。このセンスはとてもいいなぁと思います。5年前から学校規模で改革ができることが素晴らしい。

僕は算数に興味があるので算数Laboをみてくると、13人ほどの子どもたちがいました。後楽園ドームの座席において推しの見え方が一番いい座席を数値化している子、鶏の美しい絵を描いて黄金比を使って表す子、そして水平線の見える長さをひたすら計算している子など、それぞれがテーマを持って研究していました。しっとりとしていていい時間でした。

僕はこのバラバラ30人以上の算数テーマ探究学習を前任校でやったことがあります。

うずまきコンパスの発明 「数学者の時間」で学べること

http://igasen.blog22.fc2.com/blog-entry-602.html

学会発表会と銘打ってそれぞれの発表会もしました。それはそれで面白かったのですが、個人追求では、どこかクラス全体のダイナミックな協働性が生まれなかった。そのため、今回は個別テーマで追求するラボラトリーに興味がありました。

算数laboでは、あの一人一人のiPadがかなりの一人一人を支えていることに気づきました。先生が子どもに個別カンファランスしている間、当然、他の子はほったらかしとなります。僕はこの問題を探究では共通テーマ設定にすることで、ピアカンファランスが生まれるように、情報交換を促進するように補っているのですが、世田谷小の算数laboはそれぞれ個別すぎてそれができません。そのため、かなりの部分をネット情報に頼ることになっていましたが、まさにGIGA時代を写した実践。情報を駆使することで、ここまで行けるのかぁと、実感。このあたりについてはもう少し慎重に考えていきたいところです。

学校ってほんとに多忙。それにも関わらず熱量もって学校規模で研究発表していくマンパワーに刺激を大いにもらいました。帰りは世田谷「たこ坊」でペッパークイーンを食べながら帰ろうっと。

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