立方体の展開図は何種類?

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前回からひきつづき、立方体の展開図はいくつあるのか調べてみました。グループごとに出し合い、同じものは重ねて掲示していく。

すると、「13種類ある!」となんとも盛り上がりを見せています。表裏、上下、左右反転すると実は同じものがありました。しばらくとぼけていると、お互いグループごとに確認しつつ11種類に落ち着きました。

おもしろい見つけ方に、展開図をそれぞれ考えるのは難しいためか、立方体が6面であることをみつけ、その組み合わせを実際にためして、たしかめる作戦。こういうの空間認知が苦手な子にとっては支えとなってくれる秀逸なアイディアですね。

また、効率よくさがそうと「順番で考える作戦」で一つずつブロックをずらして展開図を探している子もします。こういう数学的な技を使えるってすばらしい。クラス全体で整理するときに活かせそうです。

僕は、子どもたちがこういう考える時間がなんともおもしろくてスキです。あっという間の時間がすぎてしまう感覚。「もう休み時間なの?」と。「授業/休み時間逆転現象」とよびたい。

そして、次の時間に「順番で考える作戦」でまとめてみると、3パターン+それにあてはまらない2つで決着つきました。こういう経験をしていると、やみくもに探す必要も暗記する必要もなく、系統的に確かめようとすれば、いつでも頭の中から引き出せるので秀逸ですね。

実際につくって、くらべて、まとめてみる。こういう作業をみんなで考えるとちがいがでてきたり、まちがいもでてきて楽しい。そういう算数、好きだなぁ。

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