パスタが好きでたまらない

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たまにある土曜出勤。学校説明会のオンライン個別相談をした。画面をずっと見ながらだったためか、午後にはもう前頭葉が痛みを訴えていた。

夜は、妻が予約してくれたイタリア料理店「LA BETTOLA da Ochiai(ラ・ベットラ・ダ・オチアイ)」で食事した。普段はなかなか予約の取れないお店だが、コロナ禍でもあり比較的自由がきくため、定期的に通わせてもらっている。

雨の降りしきる銀座。どこも感染対象対策がなされているが、妻と食事をしていることがこっそりと密会をしている気分で、どこか悪いことをしているような気分にもなる。とはいうものの、目の前に美味しいそうなチーズとトマトソースパスタがくれば、そういう気持ちはすっかり晴れてしまう。

イタリアンが好きな僕は、敬愛する落合シェフの味に近づくように日、ここで食べたもの五感とコスモをフル活用してその場ですぐさま長期記憶インプットし、自宅に帰っても調理できないか、常に試行錯誤している(からすみパスタ、ウニクリームパスタは家でもなかなか好評)。そして、この本には本当に学ばせてもらっていて、今の僕の食人生に豊かさを与えてくれたきっかけとなっている。

僕は凝り性なところがあり、他の落合本のおかげで、自分でも納得のいくトマトソースパスタもそれなりにつくれるようになってきた。

そして、僕にそのパスタ道の道を開いてくれたのは川越のピザ屋 Pizzeria PINOの店長さん。毎週木曜日にしつこいほど通わせてもらっていた。週の半ばのこの息抜きが本当に好きだった。この時代、驚くほどの「塩対応の人」だが、実は娘思いの本当にいい人でしかない。川越から引っ越すときには、パスタ用にアルミフライパンをプレゼントしてくれた。パスタ料理のイロハについて口伝式で繰り返し教わった。文字通りおいしいパスタもこっそりと作って味見もさせてくれた。

こういう本からの学び、実体験と、そして実際の試合(料理して食すこと)があるから、もっとおいしいパスタをつくりたいと思う。そして、また国際試合しにイタリアへ行きたい。

僕が人生で食べた一番おいしいかったパスタは、ローマの下町店で食べた「アマトリチャーナ(塩漬け豚のパンチェッタと羊のペコリーノチーズをあわせたトマトソースパスタ)」。あまりにもおいしくて、しばらくはこれしかつくらなかったら、パンチェッタの匂いをかぐだけでさすがにいやになった。笑。

食したその日にイタリア友人宅にて再現。イタリア人に食べてもらって寸評をもらったが、彼らはパスタを心から愛しているので快く受け入れてくれた。
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