自分の責任で自由に遊ぶ

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今朝、土曜授業のお手伝いで出勤したら、机の上にA4に引き伸ばされた写真に「おつかされまでした」と一言添えられて置いてありました。ほんとうにいい職場です。朝から笑いました。泥だらけの僕ですね。


昨日は、のびにのびた春の遠足。自分の責任で自由に遊ぶプレーパークに歩いて行ってきました。雨模様でしたが、どうせ遊びに行くプレーパークは真っ黒になるんだし、天気は曇り(学年で判断するときは2つ見たけど、他の3つの天気予報は雨でした)決行。こどもたちとのびのびと、徹底して遊んできました。


お手製滑り台には柵もないけれど、それなりに危険を冒しながら遊べる貴重な場所。成人の儀式のように屋根の上に立って、度胸試しの飛び降りの儀をしている子たちもいます。僕も実際に上には立ってはみたものの、急に肉離れが痛くなってやめました。それさえなければやれていたかもしれないかもしれない。


一人が泥にまみれると、伝染するかのように、一人また一人と泥人間になっていきます。泥には人のマインドを解放する力があります。ありがたいことに「イガせんのために温泉を作ってあげているよ」とその少年少女たちは、午前中の全てをかけて、全身全霊で泥沼温泉作りに熱中していました。これまで見たことのない役割分担の効率の良さで、シャベルや一輪車、たらいに大量の水が準備されます。こういう時に高いモチベーションとチームワークが発揮されることも学ばせてもらいました。


僕はというと、入るか入らないかの葛藤は少々で「ここで行かねば教師が廃る」と、手ぬぐい片手に飛び込みました。思っていたよりも深く、腰まで使って泥パック。いつもは優しい目をした子どもたちも、ここぞとばかりに、泥を肩から頭、そして顔面にパックしてくれました。ちなみにシャワーはなく、水道水で行水です。

このプレーパークは面白いところで、何をやっても自由。本校でもずいぶん前は使っていたようですが、ここ最近は使っておらず、コロナでどこも利用に躊躇している施設も多く、本当に気持ちよく貸してくれた場所でした。


本来なら、子どもたちとお湯を沸かしてカップラーメンを弁当がわりにする予定でしたが、コロナのため、残念ながら火おこしだけは禁止でしたが、あとはなんでもOK。井戸水は出るけど、飲めるのかと聞くと「美味しくないよ」問いう返事。「自分の責任で自由に遊ぶ」このモットーは最高です。そういうことも理解して、地域の人も小さい子を遊びに来させているようでした。その子たちも真っ黒でしたね。


実行委員の子どもたちはこの2週間本当によく準備していました。遠足の学年プレゼンテーションから、当日の司会進行、そして青年の主張も良かったです。「僕にはやりたいことがあーるー!」「なーにー(みんな)」「高いところから飛び降りたーい!」「頑張ってー!(みんな)」笑。ほっこりしました。


楽しい遠足でした。家でお風呂に入ったら耳の中から泥が止めどなく溢れ出てきました。びっくりしました。

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