今日で2週にわたって取り組んできた学年の地域探検がおわりました。白地図とコンパスもって各々のグループが事前に計画したルートにそって、迷いながらも自由に探検してくる。もちろん保護者にも快く協力してもらい、安全をみてもらいました。僕は自転車ぐるぐる回って、出会ったグループにスタンプ。
帰ってくると、「迷子でたいへんだったー!」嬉しそうに抱きついてくる子。森でカブトムシげっとした子。お寺のお堂で南無南無してきた子。それぞれの冒険があったようでなによりでした。
最初、緊急事態宣言が出され地域探検も延期する案もありましたが、もう以前のように大人の都合で、子どもたちに悲しい思いをさせたくない。
春の遠足だって緊急事態宣言の中、延期しました。だれに迷惑かけるわけでもなく、春の川ぞいを歩いて、公園で真っ黒になって遊ぶ。最後の最後まで、行くつもりでいましたが、断念。今はその判断は間違ってはいなかったと思うけれど、社会の目を過剰に気にしすぎていたかもしれない。子どもたちができることを、大人が勝手にせばめてしまっていることに、そういう自分がいることにも悲しくなる。
遠足延期については学年集会を開いて、子どもたちからの率直な意見も聞かせてもらった。延期して良かった意見、やっぱり行きたい意見、様々でてきたけれど、こういう子どもの声をききながら、もっと学校をつくっていかなければいけないと思う。コロナの今だからこそ。
今日の探検は隣のクラス。雨にふられてしまった学年の先生をねぎらい、駅前のおいしいクリームパンとコーヒーでふりかえり。こういう時間に、案外、これから大切にしたいことが決まっていく。こういうこともコロナ禍で失ってきたことのひとつだなあと思う。
こうやって、不安をかかえながら、さぐりさぐり行事をつくっていく。今後も続くと思うけれども、あきらめないで行こうと思う。
あしたは実行委員の子どもたちが延期されていた遠足のプレゼンテーションをする日。練習は自分たちですすめていました。楽しみです。