子どもたちに必要なことを語り合えること

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このお正月からの休み。何年ぶりだろう? ずっと風邪で寝込んでいました。節々の痛み、喉の痛み、腹の痛み、頭痛、そして倦怠感。高熱だけは出なかったけど、インフルエンザかな? と疑うも、これはきっと予防接種のおかげとおもい、薬も飲まずにおとなしく布団で寝ることにしました。次の日も続くので、寝ることに。その次の日も。そしてその次の日も。なんだかんだいって昨日まで寝ていました。さすがにこのままじゃ職場に行けないと思い、1週間を前に病院に行きました。きっとインフルエンザだぜ!しかも治りかけだぜ!と大きな期待をふくらましつつ検査をすると「インフルじゃありませんね。ただのかーぜ」と肌の荒れた小太りの医者に言われ、なぜか落ち込みながら帰ってきました。ちょ、つまんないの。

そんなこんなで、年賀状の返信や、秘密で5年間書きためてきたブログを読み直したり、1年間のふり返りを書いたり、この1週間で人と会ったり、読みかけの課題本を読み終えたり、原稿書いたり、新学期の準備をしたりと、一切なーんもできずに、今日を迎えました。でもまぁ、こんな年の始まりもいいかな、健康を大切にしようと改めて職場に向かうのでした。

今日は久しぶりの学校。行きの電車の中で、資料と動画のチェック、午前中に自分が担当の校内研修が一つ。じっくりと先生たちみんなと1時間ほど、ワールドカフェ方式で対話の時間をとりました。そこでどのグループからも共通して出てきたのが

「児童期に大切にしたいことは、まず五感を使った実体験、自己選択・自己決定すること、自分と人とのつながりや関わりを大切にしていこう」という言葉の数々。

僕はこれがとてもいいなぁと思います。さらに、心打たれたのが、何かを表現する方法を身につける前に、何かを表現したくなるそんな気持ちそのものをていねいに育てたいという願いね。

くー。こうくことはついつい忘れがちになってしまい、将来のための準備だったり、未来の不確定な時代や身につけるべきコンピテンシーなど、そのために今ここの子どもたちをふりまわしがち。やはり、地味だけど、今、ここで、このときにしか体験できないことの積み重ねたその先に、その人一人ひとりにとって、本当に必要な力は見えてくるんだと思います。

この先、たくさん迷うと思う。この旗印をもとに、ていねいに進んでいこうと思います。こういう願いを率直に語り合える、いい職場だなぁと心から思います。

うちの学校の6年間の算数で大切にしたいこと。それは、「論理的な思考を育む算数」「感動する美しい算数」「生活につながる算数」の3つ。それらを串ざすものが、今日、話し合われた「五感を使った実体験」と「自分と人とのつながり」になりそう。おしおし。何か新しい未来が見えてきたぞ。

さて、明日はいよいよ始業式。久しぶりに子どもたちに会えます。何しよう?

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