秋の夜長におすすめマンガ つい2巻以降を買ってしまった9タイトル

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「夏休みの移動中、おすすめの本はないですかー?」とSNSで尋ねたところ、なんとなんと!80タイトルほどお知らせいただきました。ご協力ありがとうございました。みなさん、ほんとよくマンガ読んでらっしゃる! 暇だからマンガを読むのじゃありませんよ。マンガは文化だから読むんです。そう、僕らは文化の継承者なんです。

僕がすでに読んでいるものもあり、自分ではあまり手に取ることのない本も数多くあったので、薦められたほぼ全てはチャレンジしてみました。約40タイトルほど、すべて1巻だけKindleで購入。キン肉マンと聖闘士星矢に育ててもらったからこそ、今、少しマンガ界に貢献できたかな。

その中でも、もう続きが気になってしまい、旅先でポチポチして、ベッドでゴロゴロして、読みふけってしまった本をご紹介します。「あのマンガがはいってねーじゃん!」という方、安心してください。すでに僕は読んでしまっているからです!(たぶん)。


まず、もう留まらなかったサスペンス系。3つ。『サマータイムレンダ』『夢で見たあの子のために』『寄生獣リバーシ』

表紙を見て『 BOYS BE…』を期待していた人は水をぶっかけられる衝動があります。はい。僕はそうでした。僕の好きなタイムリープ系。「時をかける少女」「君の名は」で、こうくるかー!って思った人には、はずれません。『寄生獣』の作者である岩明均の『七夕の国』を彷彿とさせるような恐ろしさもありました。これがジャンプで連載ってところがまたいい。

三部けい『僕だけがいない街』にはまった人なら、この作品は外せません。この作者はよくこういう「双子、記憶共有」なんて設定が思いつくよな。Kindleでページめくりの指がとまりませんでした。


しぶかった月刊誌アフタヌーンで連載していた『寄生獣』好きにはうれしいスピンオフマンガ。展開があまりにも遅すぎる!3巻まで読んで、1巻分くらい。けど、そこに見合うキャラ設定がたまりません。寄生獣との共存はなりたつのでしょうか?

科学もの2つ

『ブルーピリオド』『Dr.STONE』

この夏の一番のヒットはこれ。僕は最近、現代アートに興味がありました。けれども、なんともあの作品群をどう理解していいのかサッパリ。このマンガは国立の美大(東大より難関!)を目指す美術部高校生の受験勉強で葛藤する繊細な話と、抽象的なアートの世界の見方・描き方を学べちゃうすぐれもの。こういう本を読みたかったんだな。

子どもたちの心を離さない、「友情、努力、勝利」に加え、化学が入った3500年ほど後の地球のジャンプ王道マンガ。理科のことこれからたくさん学べそう笑。文明が滅びた世界に、あったまいい少年が、最強高校せいをぶったおすために、科学文明を起こしていくお話。比べて読むなら、『創世のタイガ』かな。こっちの方はより原始時代にワープしてしまった学生がリアルに描かれています。僕はiPhoneのコンセントがないとこういう世界は生きられないかも。

歴史もの2つ『イサック』『乙嫁語り』

こういう史実があったんですね。火縄銃を持った日本人がヨーロッパで戦かったって。設定もおもしろいけど、なにより主人公イサックの火縄銃の腕前、城を守る戦略には引き込まれます。その展開のおもしろさと画力によって、ついついポチポチしてしまった!

美しい。どのページを見ても、それ一つで作品になっています! 何よりも描き込まれる絨毯や民族衣装がすごすぎる! もう心はイスタンブール。中央アジアのペルシャ世界。隣の村に嫁いでいったお嫁さんの日常のお話。一日の最後、心をほっといやしながら一緒に眠りたいマンガです。

なんといっていいかわからない。『不滅のあなたに』

これ1巻読んだだけでは、全くわからない。薦めていいのか? けど強烈に薦めたい! 主人公がなんなのか。誰なのか。雪の世界に最後の一人。仲間を探そうとひたすら歩き続ける少年?犬? この設定で1巻を乗り切って、よくぞ連載勝ち取った!と作者、出版社に感服。これまでにない展開のおもしろさがあり、つい2巻目以降を購入してしまいました。不老不死をテーマに『火の鳥』を彷彿とさせるお話。

医療系マンガ。『フラジャイル』

治療方針を決める病理医のお話。お医者さんのこういうプロ仕事に対して理屈っぽいのは好きだな。リアルな話っぽくてこれはこれでとても好き。理屈っぽいのに『ミステリと言う勿れ』があるけど、そっちもかなり好き。併せてどうぞ。

「ちゃんとオススメ本教えたんだから、何がおもしろかったのかおしえろよ」という強い圧力に屈し、ご紹介しましたが、いかがでしたか? 読んだら、ぜひいっぱい飲みながらマンガクラブしたいものです。秋の夜長にぜひ!


お断りしていくけど、これらは僕の強い興味関心と結びついているので、改めてリストアップしてみると万人うけするものではなさそう。でも、読んで損はありません。まだ、他にもオススメあったら、ぜひ教えてくださーい!

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