発達段階なのか、最近、子どもたちの様子をみていると、何かをして遊ぶというよりは「いっしょに、おしゃべり」を楽しんでいるみたい。
今日の放課後、子ども面談を終えて、部屋からでてくると、クラスの女子軍団が集まってなにかノートにメモしていた。近くを通りがかると「あ〜! みちゃだめ!!」とそくざに隠した。
なにそれ。あやしい。
「だって、好きな人の表なんだもん」
「私たちの関係しっちゃったら、担任の仕事って、意識しちゃうでしょ」
だめだめだめ、と嬉しそうに隠す。
なにそれ。なおさら、みせてほしいじゃん。そもそもその表のつくりが本当に表として数学的に機能しているのか確かめてもあげたい。
まぁ、何かよからぬことをたくらんでいるようでなかったので、よしとしよう。
そもそも、誰もがみられるところで、おしゃべりしているくらいなので、観られて困るものでもなさそう。なんか楽しそう。
子ども面談でも、「友だちとおしゃべり」がほんとに楽しいらしい。同じマンガをよんでその話をしていると、いつの間にか集まって男女でおしゃべりがはじまる。それがなんとも楽しいとか。そのマンガは「少年ジャンプ」らしい。今も昔もかわらないな。
そうこうしていると、隣のクラスの子たちが「イガせん、この本について話そうよ」と最近出版されたばかりの『ジ・アート・オブ 君たちはどう生きるか』のファンブックを大事そうにわきにかかえて、待ち構えていた。
今日は、面談とその後との会議で時間がとれなかったけど、宮崎駿に対するヲタクな情熱は僕も負けていない。やはりベストはナウシカだ。それもアニメではなくマンガ版。
ここに来て、子どもたちの人間関係もゆるやかにかわりつつ、楽しそう。友だちに会いに学校に来ているかんじが伝わってくる。こういう時間をもっと大切にできるといいなぁと思った。