時間にケチな先生にはなりたくないな

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ここ数日、帰宅が20時をすぎていることが多い。それもそうだ。運動会と修学旅行がどちらも大詰めだから。それにいくつかの家庭に連絡をすることもあった。

僕はこれまで比較的、時間になるとちゃんと退勤するようにしてきたが、20代の頃はそれこそ22時、23時と普通に授業の準備をしていた。それが楽しかった。SECOMから毎晩22時になると、戸締まりの電話がきていて、声なじみにもなっていたのはなつかしい思い出だ。

いつからか限られた時間の中できちんと仕事をやりきることを考えるようになってきた。すると仕事の効率をいかにあげるかにやっきになっていった。帰宅ははやくなっていったが、それと同時に時間にケチになっていった。

ムダなおしゃべりや繰り返される会議。効率的にすすまないことには極力さけようとしてしまう。

でも、教育ってそうじゃない。子どもは時間をたべて大きくなるといわれている。生産性の最も低いのが教育だ。どれだけ準備して、かかわったとしても成果として見えることは少ないし結果はすぐにでない。

でも終業式をむかえて、子どもからの一言や手紙に心打たれるし、「もっとしてあげらえることがあったのでは」と毎年、思ってしまう魅力もある。

働き方改革とい言われている時代だからこそ、大事な何かを失わないようにしたい。

学年の先生たちとああでもない、こうでもないと一緒に行事をつくっていけるのは実は楽しいものだ。そしてその裁量が自分たちにあることも大事だ。そのために帰宅がおそくなったとしても納得できるところもある。

やらされ仕事はだれもやりたくないけれど、自分にとって意味のあることはタイパとか生産性をこえて、時間をリッチに費やしたい。そう思える仕事ってステキじゃない?

僕は、いい職場と同僚に恵まれたと思う。先生ってすてきだと思っている。

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