毎週、席替えしている

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今年は毎週月曜日、席替えをくじ引きしている。子どもたちはそれを楽しみにしている様子で、気持ちを日記で教えてくれる。

昨年度末、アンディと久しぶりに会ったとき、横浜の先生とも一緒に飲んだ。おもしろいことに、その先生は「毎日」クラスで席替えをしている話を教えてくれた。毎日!驚異的すぎた。久しぶりに教師塾のにおいがした。

子どもたちの関係を意図的に混ぜること。学期始めにはとても大切なことだ。一方で不安もある中、安心できる関係もつくってあげたい。

席替えにかかる時間と関係の安定性も考え、毎日行わずに毎週1回に提案してみた。昨年度のクラスでは月1回だったり、学期に1回だったりしたそうで色々不満の声も漏れ聞こえてきた。

なんでこんなに席替えって子どもたちは驚異的な関心を示すんだろうね。

席替えだけでは、安定した関係性はもてないので、さらにはPAで「楽しく」かかわる経験をふやしていこうと考え、取り組んでいる。だから書名どおりに『プロジェクト・アドベンチャーでつくるとっても楽しいクラス』になっているかも笑。なつかしい。だれか買って。いい本だよ。本のとおりには今はやっていないけど、いまの学級づくりのいろんな根っこの部分がつめこまれている。

すでに合宿の準備も始まっている。今年は二泊三日だが、毎年誰と同じ部屋になるのか、だれと同じグループになるのか、好きな人は一緒になるのか、本当に好きでたまらない人とは、、、など子どもたちの関心も一番デットヒートするのが宿泊行事である。

そして、僕はこの席替え問題に解決策をもっている。

日常の席替えをくじ引きにし、一緒になりたい人アンケート6名を書いてもらい、集まったアンケートをもとに僕がグループをつくってあげる。子どもたちに実行委員をまかせるときもある。だいたい2〜3回ほど、提案、修正のやりとりがあって落ち着く。

といってもこの「くじ引き」に決めるこがとても大事で、「自由」とか必ず言い出す子がいるので、自由にやってその自由になれなかった場合のリスクを考えて、どういう席替えが一番だれもが納得できるものになるのかずいぶんと話し合う。今年の子どもたちはすんなりと進んだが、昨年度の子たちは「自分の自由」にこだわる子が多く、これにずいぶん苦労したのを覚えている。

けれども、ちゃんと整理してだれもが納得できる案をクラスの合意で磨いていくこと、これにつきる。民主的な場を学ぶ機会に一番なっているのが席替えかもしれない。

ということで、席替えは毎週1回やっているけど、実は算数の授業でもなれてきたら「毎回」席替えをやろうと考えている。グループワークをするときに、いつも役割に偏りが生まれやすいからだ。

このあたりは、昨年度もやっていたので子どもたちはとてもよいと受け入れてくれていた。

席替えはただの方法だけど、どういう方法にするのかちゃんと合意で決めて桶さえすれば、一年間うまくいくと思う。

くじ引きボックスはもう20年つかっている笑。子どもたちよりもぜんぜん先輩の箱。

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