教室はハプニングの宝庫

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今朝、ある1人の子を叱っていたところ、急に女の子が大きな声をあげた。

「カマキリが羽化した!」

引き出しごと持ってきて、どうしようどうしよう!とパニックになっていた。でも嬉しそうだった。

そういえば、数日前に「みてみて、カマキリの卵みつけた!」と見せてくれた。その後、引き出しで育てていたみたい。リアルたまごっち、いや、リアルかまきっちだ。

わらわらと沸いて出てくる小さなカマキリ軍団をノートやファイルでつぶさないように、せっせとかき集めた。さっきまで叱られていた子も一緒になって顔を寄せ合い、かき集めた。

一段落すると、もう怒る気持ちもなくなっちゃった。

教室は、毎日、こういう次から次へとハプニングが飛んでくるからおもしろい。ぼーっとしてられない。

素数を子どもたちと学んだ。昨日は素数を一気に見つける2100年前の「エラトステネスのふるい」を追体験した。そして、今日はそのエラトステネスの偉業である地球一周を夏至の日の太陽高度のズレから、測ってみる問題をグループチャレンジにしてみた。

小数のわり算技能が必要だったが、まだ未習。子どもたちの話に聞き耳を立ててみると「ここに7.2度が360度の何個分になるかを倍にして考えてみると」と今ある方法で考えていた。

2100年も前の人が、夏至の太陽高度と地球の球体を使うことで、たった0.4%程度のズレの精度で地球一周46200kmと予想したのはほんとオモシロい。数学っておもしろい。

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