B.LEAGUE開幕2連敗のサンロッカーズ渋谷がチームになるために

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今日はスポーツの日。ちょうど一月前の日本中を沸かしたバスケットボール熱。いよいよその国内リーグB.LEAGUEがこの週末にスタートした。

僕はここ4シーズン継続してサンロッカーズ渋谷を応援してきた。週末となればせっせと青山学院のホームコートに通い、アウェイ戦となれば、宇都宮、名古屋、広島など行ける限り、アウェイ戦にも観戦へ行った。

このオフシーズンには、日本代表戦をわかしたジョシュ・ホーキンソンを日本国籍選手として獲得し、元日本代表の田中大貴、アキ・チェンバース、永吉佑也など大型補強が成功した。

今シーズンは開幕戦から連戦が期待され、先の天皇杯においてもその試合運びの堅実性もみられ、リーグ優勝に一番近いチームと言われている。

にもかかわらず、開幕戦2連敗。これは一体なんだったのか。

ゲーム内容には、かなりの約束事が徹底されていることが見て取れた。それもそのはず。今季は、リーグ優勝2度を誇る新ヘッドコーチにルカ・パヴィチェヴィッチ監督が指揮を執ることとなった新シーズン(まだ彼の名前は空では言えない)。

昨シーズンは思いもよらず監督のむーさんが途中で解任という大激動の中、年間の勝率が5割を切り、河村くん率いる横浜さんにCS(チャンピオンシップ:上位8チームによるトーナメント戦)を譲ることとなった。やはり監督、優秀なリーダーがいないとチームとしてまとまりきれなかった。

この開幕に連敗の敗因はなんだったんだろう。

渋谷にはキャプテンのベントラメ礼生に加え、元NBA選手でエースのライアン・ケリーやジェームズ・マイケル・マカドゥがいるにもかかわらずだ。マカドゥに関してはNBAのチャンピオンリングをウォーリアーズ時代に2つも持っている。

新チームとしてサンロッカーズ渋谷が始動してからは、チーム内の規律や細かい約束事、一歩にこだわったフロアスペースにも注文がつくらしい。さすがプロだ。平日練習はこれまで1日1回だったものが、今シーズンは午前と午後の二部練に分けられるなど、徹底した改革ぶりだ。選手はみんなルカに認められたいという憧れを抱いている。

ここなんだと思う。僕はこの「○○に認められるために」ってなにか違和感がある。

監督に認められたい。まだそのチームと監督との安心既知をつくっている最中なのだと予想している。強いチームとは良いメンバーの集まりでは決してない。

そのためにまだ個々のメンバーは、チームになりきれておらず、その途上にいる。実際、昨年度優勝した琉球さん、勝率ナンバー1の千葉さんには個の力以上にチームの力を感じたし、年間通してチームに育っていった。

チームを率いるリーダーがカリスマ的すぎたり力がありすぎると、これはなかなかうまくいかないことがある。しかし良いリーダーがいないとまとまらないのも確かである。

サンロッカーズ渋谷はまだ、チームになりきれていない。チームづくりの段階としては、まだ入り口だ。でもこれでいいと思う。ここから始まる。

だから、もっと話すといいと思った。チーム内の対話が必要となってくる。今の自分と求められる自分のすり合わせ、もっと衝突したり、わかり合う。そして求められるチームと今のチームのそのギャップをどう埋めるのか、もっともっと話し合っていく必要がある。きっとこの辺をやっているところなのだろう。

だから僕はサンロッカーズ渋谷の1ファンとして、大丈夫と思って、変わらず応援し続けたい。そして今年は優勝を期待している。

今なら、Bリーグは無料で11月までは観戦できる。年間支払っても5000円程度だ。国内、海外遠征のバスケがいくらでもみられる(もちろん例外もあるが)ので、安いくらいでもっと払いたいくらいだ。そして、今年も大変お世話になる貴重なアプリだ。この機会にぜひ登録を!

https://basketball.mb.softbank.jp

昨シーズンの代々木代に体育館でのホーム戦。このオープニングが大スキ。

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