健康的で甘いものといえば・・・

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夏頃から、毎朝、あるものを食べている。

日本古来から続く、伝統食のひとつであり、それを食すと腸内環境を整え、肝機能の回復をもたらし、生活習慣病にも効果があるとされる。また、ビタミンB1や鉄分も多く、疲労回復に貧血予防、美肌効果もあるとか。タンパク質もしっかりとれるのがなによりも嬉しい。

それが「アンコ」だ。

アンコとは何者なのか。日本あんこ協会によれば、 弥生時代より、日本では無病息災や魔除けを祈願する行事に小豆を使った料理が食べられていたそうだ。あんこの原型が伝わったとされるのは、飛鳥時代といわれている。当初は塩でにつめた塩あんが主流であり、甘いあんこが庶民の口に入るようになったのは江戸時代である。

最近購入したホットクックのレシピにはアンコもある。小豆を買ってきて、水の量を調整し、ゆであがり途中で砂糖を投入。味をみながら塩を少々。塩を先に入れると浸透圧の原理から砂糖が小豆にしみこまない失敗もした。

市販のアンコは甘すぎたり、添加物も気になる。素材そのものの味を楽しみたい。それには手づくりが一番。そしてこの手抜き料理をささえてくれるのがホットクックだ。なにより家でつくると香りがたってとてもいい。

僕は毎朝、きまった朝食を食べている。ここ数年はオートミールにきな粉、サツマイモ。オートミールは牛乳でもどして「麹だけでつくったあまさけ(これが最近おきにいり)」を少々。これで自然の甘みが活きてうまい。それにフルーツとヨーグルト。これにアンコが加わった。きっと毎朝、食べ続けるとまたその効果もちがうかもしれない。

そのうち町を歩いていたら、今月の「町でみつけた美肌少年」にスカウトされるかもしれない。ないかもしれない。

しかしなんで今頃アンコなんだろう。もっとおしゃれなものもありそうなのに。だんだん子どもの頃に食べたものが懐かしく感じるのかもしれない。昔、烏森神社の近くにあったアンコ工場から直接もらってきたことを思い出す。僕にとってはなつかしい味なのかもしれない。

和菓子や日本の食材に目を向けて、いろいろためしながら作ってみようと思う。そしてコロナがおちついてきたから、また教室でじっくりと小豆を煮ながらアンコをつくって、白玉団子でもいっしょに食べたい。

今日の放課後、子どもたちと話していたら「僕はお菓子の中でもアンコが一番すきです」という子がいた。意気投合してしまったので、ついアンコのこと書きたくなった。

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