ひさしぶりの学校は、いつもと変わらないものでした。
ひたいにそり込み入れてオラオラヤンキーになっている男子もいませんでしたし、もちろん扇風機女子軍団もいませんでした。あの心配はなんだったのか。
子どもたちは久しぶりの感じで、どこか緊張した面持ち。近くの人とおしゃべりしてみたり、身長を比べてみたり、男子はくっつき抱き合ったりしながら、心のチューニングをはじめているようです。
「みんなよくきた、おうおう」とお互い励まし合いました。
せっかく1学期に、澤田さんからライティング・ワークショップについておそわったんだから、今学期は「書くこと」を大切にしていこう。今しか、感じられない気持ちや興味関心、悩みごとふくめ、言葉にして日々、かさねていけるといい。
「これまで使っていたジャーナルある?」ときくと、一人を残してもってきていない。「忘れた」「家だ」「そもそももってくるなんてきいていない」「もっている人、まじキセキ!」など、さっそく新学期の洗礼をうける。
こっちもそうだと思ってたから余っているノートでジャーナルを用意しておいてあげた今回はノート三分の一サイズ。高学年になるとなかなか忙しくて、あわただしく、じっくり書く時間がもてないときのほうがおおいから、このサイズが僕は気に入っている。
子どもたちのジャーナルには「夏休みかえせ」「絶望」「夏休み終了の1日目」と、夏休みの終わりを憂う心の叫びがつづられていました。わかりみしかありません。と返信する。本音の交流がかわされる。
でも不思議と「友だちと会うと楽しみがわいてきて、夏休みもいいけど、学校もいい」とむすばれていました。いい子たちだ。
子どもたちにも書くことを課すのなら、僕も同じように、日々をつづっていこうと思う。言葉にしないと流れて忘れてしまいそうなこと、ちゃんとつかまえていこう。
あの記事よかったよ。あの記事わかるわー。
何人かに声をかけてもらって嬉しいものです。へー、みんな読んでくれているんだ。いいねを押さないまでも、こっそり読んでくれている人もいるだろうし。
まぁ、そんなに意味のあることを書くことじゃないから、子どもたちにならって、僕も気軽に書くことは続けていこうと思う。
みなさんは、2学期、なにか始めたこと、はじめたいことはありますか?
