2021年はバスケに夢中でした

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2021年も終わりに近づきました。今年をふりかえると、一番はバスケ。本気で熱くなり魅了され続けてきたのがバスケットボール。この一年間はほんと夢中になりました。40代半ばですが、もちろん「現役バスケットボール・プレイヤー」です。

これまで仕事で得た知見をフル活用して、目標設定し、動画でふりかえり、文献にあたり学び続け、身体づくりもしてきました。バスケ理論学び、身体化するそのコツもわかってきたところでもあります。その甲斐あってかDUNK TOKYOが主催するDUNK CUPのD5クラスで参加62チームの中で、年間優勝できました。なんと、来年は年間通して3000円割引にもなります。地味に嬉しい。

終わってみれば圧倒的な勝利。コロナ禍においても体育館を調整し練習し続け、毎月の大会をこなし続け、15勝7敗の勝率0.68でした。40歳以上のシニアクラスのS2大会では、さらに上の11勝5敗の勝率0.71でした。その間、今年は毎週の練習が46回。本当によくやりきりました。

そんな僕らのバスケチームのモットーは「平等」であることです。上手い人も、そうでない人も等しく同じプレイタイムがもらえるタイムシェアがチーム方針。そして、来る者は拒まず、去る者も追わずで、いい心理的距離感でやってきました。上級者の動ける人だけを集めれば優勝をねらうのはついやりがちですが、それは短期的にはチーム運営は上手くいくかもしれませんが、中・長期で見通したときは、そういうチームは長くはつづきません。

なぜって? そりゃ誰もが同じように歳をとるし、だんだんと走れなくなるし、シュートをぽろぽろと落とすし、下手くそになるからです。そして、それを受け入れなくてはいけなくなってきます。でも、それでいいんです。下手っぴだって、夢中になって楽しめることが日常にあるってことが、僕にとってはとても大事なことなんです。それが上手い人だけで固まっているチームはおもしろくないんです。試合に出られないから(笑)。

僕らのチームは「初任者の同期のメンバーでバスケやりたいね」と立ち上げて、はや18年目。繰り返します。18年目です。よくもまぁ、こんなにも長く、毎週バスケを欠かさず続けてきたと我ながらあきれてしまうほどです。この情熱を仕事に裂いてたら今頃!なんてことはみじんも思いません。だって、何よりバスケが上達することや、チームでプレイできることが楽しいから。

途中、勝利を目指すのか、それともファンバスケを目指すのか、存続の危機もありましたが、「平等」と「マナーよく・プレイヤーリスペクト」をモットーに、常にメンバー内の合意を大切にして、のりこえてきました。2組のカップルも成立し、結婚式では6組ほど司会もしました。冬と夏にはバスケ合宿もしていた時期もあったし、海外マレーシア合宿、NBA観戦へもできました。今では、それぞれの生活のステージもかわり、結成当時メンバーは僕を含めて3名ですが、それでも毎週20名近いメンバーが集まり続けています。

決して上級者のチームではありませんが、決して初級者ではなくなりました。個人でできないプレーは、チームでカバーしあいます。動けないときはそういう「つもり」でプレーしています。うまくいかないことばかりだけれども。だから練習時間の多くは、チームの合わせ練習がメインとなっています。

現在は、下は高校生から上は60歳までの大所帯。学生時代にバスケをやっていて、本当にバスケが好きでたまらない人たちばかりです。僕に限っては、バスケは部活経験さえもないずぶの素人からスタートでした。しかし、もちまえのコダワリ気質でなんとかチーム内ではエースと呼ばれるところにまで成長しました。とは、誰も言ってくれないので、ひっそりとこれからも勝手に思っているところです。

メンバーの中には、専務、社長、工場長、副校長、管理職から平教員の僕やバイトまで、いろんな人がいます。年齢層もやや高くなってきた、いいおっさんたち。おなかまわりの脂肪を抱えつつも、20代の若手に負けじとボールを追いかけ、コートを夢中になって走り回っています。僕は、本当にいいチームだと思っています。数あるスポーツチームの中でも、とても居心地のいいチームだと、自負しています。

毎試合後の反省会という名のお互いのナイスプレーを動画を見合いながら、たたえ合う会と、チームの未来を語り合うのは本当に至福のときです。職場だけでは出会えない人たちとも出会うことができたこと。それはただのバスケだけのプレイではなく、人格的にも尊敬する人とたくさん出会えることでもありました。畑でとれた野菜だけでなく、我が家の愛猫ニャオタローもチームのメンバーから、ゆずってもらったものばかり。仕事とはまったく別の世界のメンバーとゆるくつながれていることは、僕の人生に豊かさを与えてくれていると気付きました。

バスケに出会ってほんとによかった。風邪引くこともなくなりなりました。コロナ禍の精神的プレッシャーはバスケで解消されてきました。膝の痛みは大腿四頭筋とハムストリングスを鍛えることで、すぐに解消もされました。生涯スポーツのはつらつチームとして、文科省から表彰される準備はいつでもできています。

正直、この年になってこんなに仕事以外に夢中になれることがあるなんて!とつい笑ってしまいます。スポーツに歳は関係ないんですね。もっと上手くなりたいし、もっとチームプレーも上達するといい。今回の年間優勝はただの通過点にすぎません。何よりも末永く、楽しくプレーを続けられること。そういう仲間たちとおもしろがれること。そのために、チームを大切にし、つくりつづけ、かわりつづけ、その後に結果がついてくればそれでいい。それくらいが、今の僕らのチームにとってはちょうどいい。もっともっとプレーしたいです。

自分史上、今が1番、体がしあがっている時。今が1番プレイが充実している時。けれども、数年後、いや、60歳になって今の自分を振り返ったときに、「あの時はへたかったなぁ。バスケの本質を分かってないな」と、さらに上達できるといいな。さぁさぁ左ドリブルと左ドライブを練習しましょう。

DEAR バスケットボール ありがとう。

ちなみに今年のチームグッズは、バスケットボールソックスです。チームのロゴが入って一足850円。ご家庭、職員室のみなさんに配りたい方は、お知らせください。

今年のパフォーマンス。自身をふりかえるためにも。のこしておきます。ご笑覧を。

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