「数学者の時間」のメンバー5人で、原稿の今後のスケジュールを確認で集まりました。今週のPLC便りにもあったように、来年出版! いよいよです。
いまは、実践をより深め、実践でできていることをていねいに言葉にしていきます。出版の暁には、ぜひ、トライしてみてください。
昨日、福島のばんちゃんたちと新宿で会って話をしました。自己最適化の話をききました。教科を横断的にカリキュラムマネジメントして、ずいずい探究していく子どもの姿には魅了されます。今ならまた改めて、算数アドベンチャーとしての探究授業に挑戦してみると、学びの意味の捉え方が変わってきそうです。
僕はというと、反対に教科をつなぐというよりは、一つの教科を縦堀りしていくイメージをもっています。けど、不思議とばんちゃんたちと話しあっていることはどこか同じ事でもありました。
僕が大切にしている算数授業は「パラレル授業」で2つの時間が流れています。「数学者の時間」という年間を通して、学習者が試行錯誤できる時間。それに平行して、1コマ、1コマのテキスト算数授業が両輪となって動いている感じです。
試行錯誤する数学者の時間も、テキスト算数に影響されて深まりをみせるし、テキスト算数をやりながらも試行錯誤する数学的思考を運用していく機会ともなっています。
とまぁ、書いてはみたものの、ここ最近になってそういう効果があることが「継続」してみてわかってきたので、このあたりについてはもう少し、ていねいに研究していく必要がありそうです。今はそのうねりはじめの時期でしょうか。
今日の学習会で、あらためて確認したこと。数学者の時間は、数学的思考をつかった問題解決サイクルを回しながら、算数を楽しむ時間であること。これは、テキストベースの算数ではなかなか難しいところ。どうか、数学者も教科書も両者が上手に仲良く住み分けながら、お互い影響し合いながら、よりよい学びへと進化してく、そんな提案をこのメンバーたちでできるとうれしいです。
それには、まずはやっぱり授業。子どもたちと一緒につくっていけるよう、年末までは試行錯誤して、じりじりともがいていきますね。
あ〜、楽しかった。